薬物療法成功の要としてある支持療法というものがあります。
抗がん剤の副作用に対する治療を指すものですが、このこと自体が抗がん剤が過酷な副作用を前提に行われていることを示しています。
吐き気、嘔吐、下痢、便秘といったものから、口内粘膜炎ざ瘡様皮疹などの有害事象がひどい場合には死亡に至ります。
その辛い症状を起こさないために、抗がん剤の前後から並行して行われる治療としています。
ここで、気づいて欲しいのが、過酷な副作用を起こさないようにして、過酷な副作用を伴う抗がん剤をしっかりと使うということです。
つまり、吐いたり、下痢をしたり、口内炎で食事が取りにくくなったりすれば、抗がん剤を辛くて続けられなくなるところを、しっかりと抗がん剤を投与する、つまり、体内に入れ続けるということです。
抗がん剤ががんの幹細胞には効かない一方で、正常細胞が身体のあちこちで悲鳴を上げた症状を隠し続け、ダメージの蓄積をして行くのを加担するのが支持療法ということになるのです。
本来の治療は体内環境を良くしてがんが大人しくなり、命を直ぐに奪わないようにしたり、がんがアポトーシスを起こしたり、自然に正常細胞に戻って行かせるのが良いように思うのですが、抗がん剤に関しては真逆です。
医聖のヒポクラテスが、患者を正しく治し、害をなさないことをしていくよう説いています。抗がん剤の害を隠して、抗がん剤のダメージを増加させていくための手段を支持療法とは、何とも不思議に思っています。

