「かくれ貧血」に注意しよう! – プラズマサロン ひだまり庵

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「かくれ貧血」に注意しよう!

現在、貧血を感じている人以上に貧血だと気付いていない「かくれ貧血」が問題になっています。

一般的に健康診断などの血液検査で貧血を判断するときには、血液中の「ヘモグロビン値」を見ます。ヘモグロビンとは「ヘム(鉄)」と「グロビン(タンパク質)」が結合した血液中の赤血球に存在するタンパク質のことです。

ところが、本当に鉄が不足していないかどうかを知るためには「フェリチン値」の測定が必要です。フェリチンとは、鉄分を貯蔵するタンパク質のことで「貯蔵鉄」とも呼ばれています。例えてみれば、ヘモグロビンは現金、フェリチンは貯金です。

日本では、女性のフェリチンの基準値は5~157ng/gとされています。しかし、欧米ではフェリチン値が100を下回った時点で鉄不足と見なされています。そして、40に満たない場合は、医師から妊娠を控えるように指導されます。

そして、日本では多くの女性は100以下です。

特に、産後は栄養が空っぽになり、それが性格の変化につながります。怒りっぽくなったり、ささいなことに気になったりと精神的に落ち着かなくなってしまいます。

鉄が足りないと精神を安定させる神経伝達物質が作られにくくなるのです。

「イライラしやすい」「ささいなことが気になる」「疲れやすい」「めまいや立ちくらみがする」「朝、起きられない」「やたら甘いものを欲する」などの症状がる場合は鉄不足を疑ってください。

特に、甘いものに走ると質的な栄養失調になってしまいます。鉄不足の人は一様にタンパク質不足、糖質過多の傾向にあるため、共に暮らす子どもがいれば、その子にも偏りが生じ、発達障害にもつながります。

また、ミトコンドリア内での好気性解糖によるエネルギー通貨であるATP産生にも鉄が必要です。ATPが不足すると、当然体の代謝に影響します。単に疲れやすいというだけでなく、心の病気や慢性疾患、問題行動にもつながります。プラズマ療法でATPが増えない場合は、鉄を含めて、その他ビタミン・ミネラルを意識して食事を取っていきましょう。

そして、鉄の不足を補うために肉や魚をしっかり取ったり、野菜をしっかり取っていきましょう。但し、肉よりはカツオ、小魚がベターで、肉を多くとった分、野菜や発酵食品をしっかりとって腸内環境には気を付けていきましょう。

 

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2022.01.17[ 栄養 ]

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