運は誰にでもやって来ます。
その運にまず気づくには、常にアンテナの感度を良くしておくことが大切です。常に、問題意識を持ち続けることです。そうやって察知力を高めておくことです。
そして、その運は、すぐに通り過ぎてしまうために、チャンスが来たらすぐにつかむことが秘訣です。
運は、目に見えないのですが、時に、人から与えられることもあります。
それも含めて、その人の運ですが、その頻度を上げるには、自分の目的や成したいことを周りに宣言しておくことや声をかけてくれるような笑顔や態度が影響します。
ブスッと不機嫌な顔をしている人よりは、にこやかな顔の人の方が話しかけやすいですよね。常に、上機嫌でいることが運を受け取りやすくします。
そして、頂いた縁に対して、きちんと感謝をすることも大切です。
一方、したことに対するお礼や感謝は、運のポイントとして積み重なっていきます。
つまり、運は貯めて行くことができます。
良いことをすれば、それに応じてポイントが付くのです。
ただし、ポイントは、良いこととお礼など、してもらったこととの差になります。
一番ポイントが付くのは、人のために、あるいは人の喜ぶことを、誰にも言わずにコツコツとすることです。自己犠牲ではなく、「人の喜びをわが喜びとする」姿勢です。
このことを「陰徳を積む」と言いますが、陰徳こそ倍のポイントが貯まるのです。
ちなみに、良いことをしたことのお礼が過分な時やそのことをひけらかす時には、マイナスのポイントになります。また、下心を持って良いことをしても差引かれます。
このようにして、ポイントが貯まると良いチャンスに多く恵まれてくるのです。
そして、チャンスは自身に帰って来るだけではありません。
「積善の家には必ず余慶あり」と言って、コツコツと人のために成したことが、子ども達や子孫に必ず帰って来るのです。
戦後の復興を遂げた日本人は、ある意味、戦争で亡くなった方々が使えなくて繰り越した運を使って来たのでしょう。そして、現在は、そのポイントを使い果たして来ているとも言えます。「今だけ、金だけ、自分だけ」の世になって来ています。
現在、私たちの住むこの地球は、温暖化から地球沸騰化にギアチェンジして自然災害が甚大化し始めました。搾取するだけ搾取して、循環を止めて来ています。きれいにしてお返しする姿勢をあらためて考え直してみましょう。
そして、もし何か事故を起こしたり、ケガをしたりしたときには、身近な人や親しい人の厄を払ってあげたと解釈すると良いです。息子思いの母親が転んでケガをしたときに、息子の厄を払えたと感謝していました。
人のために働く、人のために祈る、人のためにと、ポイントを貯めて行く生き方をして行きませんか。