食欲の秋、メタボに気をつけましょう! – プラズマサロン ひだまり庵

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食欲の秋、メタボに気をつけましょう!

暑い夏がまだ続いていますが、朝の空気は秋らしくなって来ました。

暑いと、どうしても胃腸の働きも低下して、食欲も落ちてしまいます。 ですが、少し暑さが和らぎ、秋になると胃腸も元気になります。

自然は本当にうまく出来ていて、食欲の戻るこの季節に秋の豊饒の実りが待っています。

さまざまな果物や穀物が食卓を飾ります。

フルモニをしている私の朝食は、八十八歳の父が作るシャインマスカットや時期のリンゴやナシなどです。

ところが、普段食にこれらを追加して食べ過ぎると問題が起こります。

地元の内科では、糖尿病の数値が軒並み上昇しています。

フルーツは、朝食の代わりか、普段食のカロリーを考えた上で追加する程度が理想です。

それは、果糖の問題があるからです。

果糖は、あらゆる臓器で代謝されるブドウ糖とは違い、ほぼ肝臓でしか代謝されず、しかも、糖化であるメイラード反応をブドウ糖より7倍速く発生させてしまいます。

つまり、果糖は体中の細胞をより速く老いらせ、老化現象、がん、認知機能の低下など、さまざまな退行変性プロセスを引き起こしかねません。

そして、果糖がメタボリック症候群の主要原因になっていることを示唆する研究がたくさんあります。

メタボリック症候群は、インスリン抵抗性を引き起こし、代謝機能を妨げます。 中性脂肪を増加させたり、血圧を上げたり、心臓発作や脳卒中のリスクを高めます。 さらに、不妊症、糖尿病、がん、認知症のリスクも高めるのです。

ちなみに、果糖以外ではトランス脂肪酸やアルコールがメタボのリスクを高めます。

そして、果糖は現在“異性化糖”が問題を大きくしています。

この異性化糖とは、主にトウモロコシから作られる高フルクトース・コーンシロップのことで、含まれる果糖が50%未満のものは「ブドウ糖果糖液糖」、50%以上90%未満のものは「果糖ブドウ糖液糖」、90%以上のものは「高果糖液糖」と呼ばれているものです。

清涼飲料水以外にも、さまざまな食品に使われていて、現代人は口にしない日はないくらい浸透しています。 生活習慣病の元凶の一つだと認識しています。

ですから、食品を購入するときには、裏側の表示を見る癖をつけて下さい。

ただ、フルーツの果糖は自然のビタミンやミネラル、酵素が豊富で、代謝への負担をこれらがサポートするので、質的には良いものです。 柿やリンゴは医者を遠ざけるとも言われています。 摂るタイミングと量を考えて、フルーツはおいしく楽しみましょう。

 

(参)果糖中毒、女性のためのナチュラル・ハイジーン

 

2022.09.14[ 栄養 ]

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