薬の多くは体内の大切な酵素を阻害する”酵素阻害薬”です – プラズマサロン ひだまり庵

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薬の多くは体内の大切な酵素を阻害する”酵素阻害薬”です

全ての生物は、酵素とDNA(遺伝子=生命の設計図)で成り立っています。
酵素は、24種類の消化酵素と2万種類以上の代謝酵素があり、体内で“生きた触媒”として働いています。
その大切な酵素が不足することで、さまざまな病気を引き起こしていることが分かっています。また、酵素は十分あっても、その働きを阻害する物質があるのも病気のリスクを高めます。
酵素の働きが低下すると、消化が悪くなったり、代謝がスムーズに行われません。
ですから、酵素の働きを阻害する物質は摂ってはいけません。やむを得ず体内に入れる場合でも、できるだけ少量にすべきです。特に、膵酵素への弊害は大きいとのことです。
では、酵素阻害物質にはどのようなものがあるかを以下に列挙します。


1. 重金属(ヒ素、水銀、カドミウム、鉛、アルミニウム、銀、スズ他)
2. 生の種(あらゆる種、玄米など)
3. 人工薬剤(化学合成の医薬品)
4. 農薬
5. 動物性発酵食品(チーズ、ハム、ウインナー、ベーコン、イカの塩辛、燻製食品など)
6. 白砂糖や白砂糖を使った菓子、チョコレート
7. 動物性タンパク質(カゼインタンパク質が最悪、卵白のオボムコイドなど)
8. タバコ
9. 酒類(特にウイスキーと日本酒)
10. トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド)

 

私たちの身体の中で、2万種類以上の代謝酵素が超速で活躍しているのですが、その中でよく知れた酵素に、健康診断にも出てくるγ-GTP、AST、ALTやシトクロムP450(CYP)などがあります。
ちなみに、γ-GTPは、肝臓、腎臓、膵臓などで解毒作用に関与している酵素で、細胞が死んだときに血液中に流れ出ます。一方、ALPは、肝臓や骨などに多く含まれる酵素で、臓器の壊死や破壊に伴う修復活動として細胞再生が行われており、これに伴ってALPの合成亢進が行われ、血中への放出が進んだものと考えられます。
がん細胞の消失が始まった方ですと、γ-GTP:ALPの比率が1:2~5などと数値が変わって来るとのことです。


さて、この中で、3番の医薬品はさまざまな酵素を阻害することで目的を得ようとするものです。
例えば、降圧薬であれば、血圧上昇作用を持つ生理活性物質のアンジオテンシンⅠをアンジオテンシンⅡに変換するアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するもの。鎮痛薬であれば、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素を阻害することで、プロスタグランジンの生成を抑えるもの。抗ガン剤であれば、DNAの複製修復を担うDNAトポイソメラーゼを阻害するものやチロシンをリン酸化する酵素を阻害するものなど。
しかし、いずれにしても、目的外の部位でも作用するために、それが多くの副作用となっているわけです。

このことを、常に頭に置いて、安易に薬に頼ることはしない方が良いように思います。人工的な薬剤により何とかしようとするのは、極力避けたいものですね。

 

(参)食物養生大全、鶴見酵素栄養学、薬がみえる

2020.04.23[ 薬はリスク ]

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