毎月行われている竹林の賢人会で、飛岡健先生の世界で頻発している異常気象による被害と難民発生の状況説明から始まりました。
この竹林の賢人会の目的は、①意識、②食(農業)、③エネルギー、④国防の日本の4つの自立を自然栽培から模索していこうと学びを続けています。
第二部は、ガイアの夜明けでも紹介されていた株式会社Tファーム代表取締役照沼勝浩氏です。東海村の原発事故や福島原発事故などの数々の風評被害にもめげず、また慣行農法から自然栽培への切り替えなど数々のチャレンジを続け、現在では、輪作とpH管理、腐植の重視で科学的に最良の土壌改良法を模索しながら、素晴らしいさつまいもを作り続けています。
スライドでは、びっくりするくらいの根の張り具合で、立派なさつまいもが育っていました。特に、植物性ミネラルを軸とした管理により、土壌微生物が活性化し、無肥料でもミネラルを吸収できる土壌環境が形成されることで、雑草も減少し、食害も減り、素晴らしい品質のニンニクを後作できるまでになっていました。
慣行農法のさつまいもでは、サリンと言って過言ではない劇薬で、ガスを吸うと呼吸困難、目の痛みを起こすような土壌殺菌剤で土壌を殺菌し、他に殺虫剤、除草剤、化学肥料など1反15万円ほどコストをかけているとのことでしたが、これを辞めて同じように収穫できるまで15年以上かかったとのことです。
現在では、一般社団法人日本SDGs農業協会理事、茨城県最高品質農産物研究会会長としても自然栽培の普及活動に尽力されています。
第三部では、株式会社つくば自然農園代表取締役坂本一信工学博士のお話でした。
坂本氏は東北大を出た後、農林水産省で働く中で、日本の農薬や化学肥料の農業の先行きに危機感を覚え、早期退職し、暮らしそのものを支える農業で日本を復興しようと起業されました。
坂本氏も植物には微生物が特に大切で、そのためにミネラルを重視した土壌作りをされていました。先日の水害では、慣行農法をしている隣接畑が1週間も水が引かずに水没していたのに、翌日には水が捌けている自然農法の畑のスライドを見せて頂きました。
本来、野菜を育てる畑はこうなのだとビックリすると同時に、慣行農法がいかに土壌をダメにしているか、作物を不健全にしているかよく分かりました。
坂本氏曰く、自然栽培で大切にしていることとして、①土、微生物を見る、②植物を見る、③生態系を見るとしていました。
そして、なぜ農業が「社会の未来」なのかということで、農業は環境・食・健康・地球経済・教育・コミュニケーションをつなぐものとして重要だとのことでした。
現在、上記のようなコミュニティを作って活動もされています。
坂本氏も植物と微生物の共生を重視して、照沼氏同様、ミネラル資材を製造して販売もしています。
最後に、農業は未来への投票であると深みのある言葉で締めくくりました。
私たち人間も、食や医薬品で不自然な体内環境に置かれていて、それを良しとしていますが、人間は本来自然物であり、不自然に対してNOを発して行きたいと強く思いました。

